夏の山登りやアウトドア活動には欠かせない虫除けスプレーを選ぶ際、どのような基準を重視していますか？
今回は「テントに虫除けスプレーをかけると溶ける？」という噂について調査しました。
また、テントの虫除け対策についてもご紹介していきます。
- テントに虫除けスプレーをかけると溶ける？
- テントにおすすめの虫除けスプレー
- テントの虫除け対策おすすめ5選
＜関連記事はこちらです＞
- テント用虫除けスプレー最強ランキング3選！おすすめ虫除けグッズも！
- テントのインナーマットは100均で買える？売ってない時の代用品は？
- テントの雨対策はブルーシートでできる？選び方や注意点も調査！
- ポップアップテントの洗い方マンション編！乾かし方や注意点も！
Contents
テントに虫除けスプレーをかけると溶ける？
今年も虫除けが必需品となる季節がやってきました。
そんな中、「テントに虫除けスプレーをかけると溶ける？」という噂を聞きました。
今回は特に気になる「化学繊維を本当に溶かすのか？」という、ディートにまつわる噂を調査しました。
「テントに虫除けスプレーをかけると溶ける？」という噂と調査結果については、薬剤の種類や濃度、噴射量などによっても異なる可能性があるため、「関係があるとは言いづらい」という結論に至りました。
・ポリエステル素材にディート30%を吹きかけた場合に変化がみられた。
・各素材とスプレーの組み合わせにおいて、繊維が傷んだか否かは目視だと確認できず。
・ナイロン素材はディート30%でも変化はなかった。引用元：https://yamahack.com/4261
ただし、虫除けスプレーをテントや衣類に誤って付けてしまうことは、実験結果に関係なく、メーカーが明示している使用上の注意からも避けるべきです。
虫除けスプレーはアウトドア活動に欠かせないものですが、正しい使い方を心がけましょう。
テントにおすすめの虫除けスプレーは？
ここではテントにおすすめの虫除けスプレーをご紹介します。
イカリ消毒 テント用撥水・虫よけスプレー
1本で撥水と防虫対策が可能です！
含有するフッ素樹脂をスプレーすることで、テントやバックパック、靴などの合成繊維や綿などの布製品に対して効果的な撥水作用を実現します。
さらに、防虫成分のイカリジンを配合しています！この成分により、ユスリカやコナガなどの虫を8時間連続で忌避します。
ロックタイト 超強力防水スプレー虫よけ機能つき
バーベキュー、キャンプ、登山に最適です。
テントの虫除け対策おすすめ5選
テント内への虫の侵入を防ぐ方法と、おすすめの虫除け対策アイテムを紹介します。
網戸用虫除けスプレーを使う
テントを設営した後、網戸用の虫除け「虫コナーズ」を、周囲にグルッと散布します。
（特に出入り口付近には注意してください！）
一部の商品は、持続効果が2ヶ月と宣伝されており、雨が降っても効果が持続するという特長があります。
設営中にテント内に入り込んだ虫を追い出すためには、まず内部から外に向かって散布することが重要です。
ただし、虫除けを散布する間は吸い込まないように注意し、家族全員が水を汲みに行くなどしてもらいましょう。
車での持ち運びを考慮し、高圧ガスを使用していないスプレータイプがおすすめです。
アロマオイルを利用する
アロマオイルは安心して使える虫除けとして重宝しています。
中でも多くのキャンパーさんがハッカ油（ミント）を利用しています。
香りが良いだけでなく、適切に選ぶことで薬効も得られるため、キャンプをする方には必需品です。
蚊取り線香を焚く
テント内への虫の侵入を防ぐための蚊取り線香は、出入り口の近く（風の向きに注意して）で焚きます。
この方法は、地面近くの虫には効果がありますが、蚊取り線香の煙はしばしば地面に溜まるか風に流されるため、注意が必要です。
特に、光に誘引される蛾などの虫は、煙の影響を受けずにテント内に入り込むことがあります。
ツールームテントを使う
オープンタープとドーム型テントの組み合わせは、寝室部分の出入り口が外側にあるため、虫が中に入りやすくなります。
特に夜はテント内の明かりが虫を引き寄せるため、中に入り込むことがよくあります。
しかし、スクリーンタープやツールームテントをうまく利用することで、前室で虫を防ぐことができます。
これにより、寝室内への虫の侵入を最小限に抑えることができます。
離れた位置へ虫を誘導する
夕食時に集まる虫は、光に誘引される習性を利用して、高光度のライトで虫を引き寄せる方法も有効です。
キャンプエリア全体を少し暗めに設定し、遠くに虫が集まるLEDランタンを設置します。
ディートとイカリジンの違いは？
虫除けに使われている、ディートとイカリジンの違いは以下の通りです。
ディート
これまで日本では50年以上にわたって使用されており、1回の使用で長時間の効果が得られることから、世界中で最も広く利用されている虫よけ成分です。
主な害虫である蚊やマダニに対してはもちろんのこと、ヤマビル、トコジラミ、アブ、ブユ（ブヨ）など、多くの害虫に対しても効果を発揮し、さまざまな場面で虫よけとして利用することができます。
イカリジン
1980年代にドイツで開発された虫よけ成分、イカリジンは、2015年に国内での承認を得て製品化されました。
従来の虫よけ成分である「ディート」と比べ、イカリジンには年齢による使用制限がなく、肌にも優しい特性があります。
また、イカリジンはプラスチックを溶かすことがないため、服の上からでも使用できます。
虫よけ効果の原理はまだ完全には解明されていませんが、蚊の嗅覚に作用し、対象を血を吸う対象ではないと誤認させる効果があると考えられています。
まとめ
この記事では、テントに虫除けスプレーをかけると溶けるという噂と、オススメ虫除け対策についてご紹介してきました。
虫除けスプレーはアウトドア活動に欠かせないものですが、正しい使い方を心がけたいですね。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
